一段と寒くなりましたね。
クスノキ、思わずファー付きのジャケットさんと毛糸の帽子さんを被って外に出ました。重装備です。そのうちモコモコの手袋さんも欲しいなぁ。
お久しぶりの実家訪問。
はっ!リ、リボン?
そういえば足のモジャ毛もなくなっているような・・・。母に聞いたところ、トリマーさんにカットしていただいたとのこと。確かに無駄に長い毛がなくなり、少しシャープになったような、気がする。彼自身はリボンも毛足の長さもあまり気になっていないようで、相変わらずの暴君ぷりでしたが。
本日のおイヌさまのお相手はヌイグルミさん。
この口元で逃げようと必死にもがいているのがそうなのですが、誰もが知っている有名なキャラクターです。前回実家に訪れた時は、まだおイヌさまの餌食にはなっておらず、棚の上で静かに暮らしていたのですが。・・・いつの間に。
最後はやっぱりボロボロにされてポイなのかなぁ。でも飽きるのも早いので、おイヌさまの気分次第ということかしら。
それにしても1ヶ月ぶりのおイヌさまは、やはり和みますね。ワガママですが、無条件に甘えられると「しょうがないなぁ」なんてなでなでしちゃいます。
次に会う頃には、また足のモジャ毛が復活しているのかしら。あれも彼のチャームポイントなので、戻っている事を密かに楽しみにしているクスノキでした。
パソコンさんの前でやらなければならない事はいっぱいあるのですが、ちょっと気分転換も兼ねて近所の植物園に足を運んできました。
園内に足を踏み入れると、のんびりとした時間が流れていました。この辺りは葉の色づきはまだまだ進んでいないのですが、イチョウさんは黄緑色の葉がほんのり黄色に変化。天に向かって燃える薄黄色の炎のようでした。
現在、園内では菊花大会が開催されており、丹精込めて育てられた菊さんが沢山展示されていました。丸く膨らんだ白い花はほっこりしていてマシュマロみたい。
少し歩いていると冬桜さんとばったり出会いました。
薄いピンクの花びらが冷たい空気の中でも健気に咲いているのは、とても美しく心引かれる景色です。春に見る桜さんとは違った趣。
しばらくして今度は薔薇さん達の集団に囲まれました。
赤やピンク、黄色に白。色とりどりの花びらが陽の光に照らされ眩しいほどに輝いています。まだ蕾が残っていたので、もうしばらくは薔薇さんの演舞を楽しめそうですよ。
次に温室の中へ。
外の世界と違い、こちらは極彩色溢れる空間が広がっています。今まで見た事もないような鮮やかな花々にうっとり。途中、大きいバナナさんに実が沢山付いているのが頭上に見え、思わずテンションも上がります。ジャングルの中を歩いているような感覚。温室は楽しいですよね。
心にほこほこした温かさを植物さん達にいただき家路につきました。とても楽しい時間をありがと。また会いに伺いますね。今度はお弁当をもって。
お空がとっても冬らしくなってきました。
温かい食べ物でほっこりしたくなりますよね。お天道さまがポカポカしている日は、縁側でぬくぬくお茶でも飲みながら、ほけ~とお庭を眺めているとなんだか気持ちまで温められている感じ。
そんな陽気に誘われて、我が家のお庭にまたまたヤマバトさんが尋ねてきました。
いつも同じ所をつんつんとしているのですが、クスノキの目には特に何かあるようには見えないのです。いったいヤマバトさんは何を求めて我が家の同じ場所にやってくるのでしょう?
友人からシャボン玉をいただきました。
子供の頃ってシャボン玉が凄く魅力的に感じましたよね。今でもあの透明できらきらした丸が沢山お空にふわふわしているのを見ると、自然に笑顔になります。
クスノキもシャボン玉をお庭に放ってみました。
今回いただいたのは香りつきのシャボン玉。バニラの香りと書いてあったのですが、お庭に漂ってきたのはココナツっぽい香りでした。一瞬にして周りは夏の海の雰囲気。
しばしシャボン玉で楽しんだのでした。
寒いですが、散歩には調度良い気候ですよね。クスノキもご近所を気分転換を兼ねてぷらぷらすることがあります。
これは我が家のお庭の住人さん。
最初は南天さんだと思っていたのですが、少し調べてみたところ葉の形などから判断して火棘さんだと思われます。鳥さん達がこの実を狙ってお庭に訪れるのでとても賑やかです。
秋といえばススキさんは欠かせませんよね。
せっかく神奈川県内に住んでいるのだし、箱根の仙石原にこの時期は行ってみたいのですが、なかなか時間が取れません。しかし、ご近所にもこんなに立派なススキさんがいるので、秋の気配を感じるには十分だと思います。風に穂を揺らしている姿はとても綺麗ですよね。
よく通る道に突然現れた赤い方。
最初は何だか分からずとりあえず写真を撮り、お家に帰ってから相方に見せたところ、カラスウリさんであることが判明。お名前は知っていたのですが、実を見るのは初めてかも。カラスさんがこの実を好んで食べることからカラスウリさんと名づけられたそうですよ。今度は近くで見てみたいです。
散歩の途中で出会った植物さんや動物さん達のお名前やプロフィールなどが分かった時は、とても嬉しいし、なんだか急に身近に感じることができます。
最近のクスノキの楽しみの1つです。
気付けば半月以上も置き去りにしていたわけで。もう11月の扉に足を1歩踏み出していて。
そろそろ帰ってこようと思ったわけです。
ただいま。
あと少しで1年終わっちゃう!などと、少し焦り気味のクスノキです。久しぶりのブログ更新。何から書いて良いのやら分からないほど・・・。
手始めにブログが滞っていた間に読んだ本の感想をご紹介しようと思います。
■『太陽の塔』 森見登美彦さん著
主人公は冴えなくて、ちょっと偏屈な大学生。失恋した彼は現実を見ているようで、見えていない。ただただ己の妄想力で日々突き進んでいく。ここまで言うと、単なるウジウジした男の子のお話しみたいですが、私は読み終わった時に少しだけ主人公の彼に好意を抱いていました。「あ、可愛いかも」みたいな感じです。妄想の力って時には人の心の脆い部分を守ってくれるものだと思います。女々しくって気持ち悪い!なんて思わずに1度読んでみると、男の人の思わぬ一面を垣間見れるかも。
■『楽園に間借り』 黒澤珠々さん著
装丁と、帯の「ヒモ文学」という言葉のインパクトに目を奪われ思わず購入。ヒモ、つまりは女性に養われている職を持たない男性のお話しなのですが、特にドロドロとした愛憎劇があるわけでもなく、かと言って男性が職を持ちヒモ生活を抜け出すサクセスストーリーでもなく、淡々とした文体でヒモライフが描かれています。それぞれに幸せの形があり、どんな状況であろうとも他人からは分からないハッピーがそこには存在しているのだと改めて思いました。
■『キサラギ』
原作・脚本 古沢良太さん/ノベライズ 相田冬二さん
映画『キサラギ』の小説版です。上映開始時に観たい!と思っていたのですが、なかなか映画館へ足を運べず観れないでいた時に本屋さんで偶然ノベライズ化しているのを発見。映画を観てから読もうかとも思ったのですが、迷った末我慢できずに購入。思った以上に面白く、謎が解けたかと思うと、また新たな謎が出てくる。緊迫しているシーンにも関わらず、どこかコミカルで可笑しい。ますます映画を観たくなりました。神奈川県内にもまだ上映する映画館があるみたいなので、今度こそはっ!
■『テガミバチ』1・2巻 浅田弘幸さん著
大好きな大好きなマンガ家さんの作品。少し切なくて、でも前を見続ける。どの作品にも流れている、そんな世界観が好きで、いつも読ませていただいています。今回はファンタジー作品。画風も今までよりメルヘンな雰囲気が強くなっていますが、相変わらずのセンスの良さに思わず「ほわ~」と溜息が出ます。次巻発売が待ち遠しいところです。
以上が主だった読書本。
その他にも、以前読んだ本をもう一度読み直し、新たな発見や、違う感想を持ったりと定期的に読書をしていました。
また素敵な本を探しに本屋さんへせっせと通いたいと思います。せっかく秋になり過ごしやすくなったのだし、お外で読書とかも良いですよね。